下記のことが原因で、歯の長さが長く見えることがありますので、早めの治療をおすすめします。
- 歯周病によって歯ぐきが下がってくる
- 歯が抜けたままで放っておいた場合、下図のように周囲の歯が伸びてくる
- 歯と歯のかみ合わせが変わってしまう
下記のことが原因で、歯の長さが長く見えることがありますので、早めの治療をおすすめします。
歯の構造について以下の通りになります。
人間の体の中で1番硬く、水晶と同じほどの硬さで歯の表面を覆っています。エナメル質は削っても痛みはありません。
96%のリン酸化カルシウム(ハイドロキシアパタイト)と4%の有機質、水で構成されています。エナメル質自体は無色透明なのですが、象牙質が黄色なので透けて黄色っぽく見え、外部の障害から歯髄を守る役割をしています。
エナメル質で覆われた歯の内側にあり、虫歯になったり削ったりすると神経に痛みが伝わります。
70%が無機質(ヒドロキシアパタイト)、20%が有機物(膠原繊維(コラーゲン繊維)と非膠原性タンパク質)、10%が水分です。
エナメル質よりは硬度が低いため、虫歯が象牙質まで達した後は急速に進行します。
象牙質に覆われている柔らかい組織で、歯の神経です。血管やリンパ管などが通っており、象牙質に栄養を供給する役割も担っています。
虫歯の痛みは、侵入してきた細菌に歯髄が攻撃されて生まれる痛みです。
金などの貴金属は、イオン化しにくいという点では安全性の高い素材です。
しかし、現在歯科治療で用いられる合金の金含有量は、少なく抑えられており、パラジウム・銀・銅・ニッケルなど、多様な元素を含んだ合金が使用されています。これらの合金はイオン化して溶け出しやすく、唾液、口腔細菌、血液などのタンパクと結合して抗原性(アレルギー性)を持つようになります。
その結果、皮膚炎や肌のシミ・しわなどを生じるようになります。
また、口の中の金属は帯電しやすくガルバニ電流と呼ばれる微弱電流を生じて脳活動を混乱させたり、頭痛や関節痛を憎悪させたりします。
口の中の金属によるアレルギーの危険性は、ピアスやネックレスによる感作によって発症しやすくなりますが、発症しない場合でも長い期間にわたる金属の体内蓄積によって身体的リスクが増大します。
金属アレルギーによる口腔内疾患は、口内炎、口角炎、舌炎、口腔扁平苔癬(たいせん)などです。全身疾患としては、全身性接触皮膚炎、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、扁平苔癬、偽アトピー性皮膚炎、顔面湿疹など。
最も懸念されていることは、口の中の金属のよって免疫力が低下し、老化や発がんが促進されてしまうのではないかということです。
しかしながら、現実問題として歯科用合金を全く使用しない歯科治療は困難ですから、患者様の体質に合わせた慎重な材料選択が必要になります。
セラミックや、チタンは安全性の高い材料です。
失われた歯を回復する場合には、費用の点を別にすればチタン製のインプラント(人工歯根)か、セラミックの人工歯冠が一番お勧めですが、ファイバーや、ジルコニアを使用したブリッジや、プラスチックのツメを使用した部分入れ歯もお勧めです。
下記の原因が考えられます。
ほとんどの口内炎は放っておいても1~2週間くらいで治ります。十分な栄養を摂るということと、歯磨きなどをしっかりとしてお口の中を清潔にすることです。
ただ、中には痛みが非常に強いものや難治性のもの、全身的な病気が原因のものも稀にありますので、そのような場合は歯科医院へ行って診てもらったほうが良いでしょう。レーザーを持っている歯科医院ではレーザーで焼いたり、そうでない場合はステロイド軟膏や、痛み止めの薬が処方されたりします。
口を開けるとアゴが痛かったり「ポキッ」と音がなったりする場合には「顎関節症」の可能性があります。
顎関節症とは、顎の関節である「顎関節」に関する疾患で、1996年に日本顎関節学会は「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害、または、顎関節運動以上を主徴候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれる」と定義しています。
顎関節症は20~30代の女性に好発しますが、最近はストレス社会の影響からか、男性でも顎関節症を訴える人が増えてきています。
顎関節症の症状としては
顎関節症(がくかんせつしょう)が疑われます。
あごが痛む、口が大きく開けられない(開口障害)、閉めづらい、あごを動かすとカクカク音がするといった症状が特徴です。
中年女性に多いと言われていましたが、最近では若い女性や、さらには子供が顎関節症を訴えるケースも増えています。顎関節症の原因は、食いしばり、歯ぎしり(ブラキシズム)、悪い姿勢、睡眠障害、ストレス、感情的な問題(不安、抑うつ)などといわれています。
さらに、治療中のむし歯や歯周病にかかった歯を長い間放っておいたり、歯が抜けたままにしていると、かみ合わせが悪くなり、それがきっかけとなって発症することもあります。その場合には、かみ合わせを治療することにより改善することもあります。
治療法は、筋肉のマッサージや、顎の運動の訓練、痛み止め・精神安定剤などの薬物療法、かみ合わせの調整や再治療、マウスピースを使う咬合療法等があります。